2020.05.09 【column】
チェキを使った対人関係ワーク
みなさん、こんにちは。佐藤彰です。
在宅勤務等により自宅で過ごす時間が増えている方が多いと思います。慣れない生活に苦労されている方も多いのではないでしょうか。
ただ今は1人の時間を利用し自分自身の今までを振り返る時期ととらえることもできるのではないかと感じています。
その観点でチェキを使って自分の価値観を発見するワークを考えてみました。今回はその方法ついてご紹介します。
学生時代に就職活動をしていたときにライフチャートというワークを行い、とても役に立ったことを今でも覚えています。これは今までの人生を時系列で考えてみて、充実していた時期とそうではなかった時期をチャート式に書いていくというものです。
自分がどういう時期に充実感を感じ、反対にどんな時期につらいと感じるか、共通項を探ることで自分自身の価値観が見えてきます。
架空の人物をもとに一例を書いてみました。
こちらの方であれば部活動でキャプテンになったり、結婚してパートナーができたり、管理職に就任して部下ができたタイミングで曲線が伸びています。
ここから、大切にしたい価値観の一例としては「仲間・家族を大切にすること」とか「責任感」などが挙げられるでしょう。
このワークは一般的には文字だけで行うので、想像力が豊かな人や文字を書くことで過去のイメージや感覚などを思い起こすことが得意でない方はやりづらいかもしれません。
そこで、この曲線の浮き沈みの原因となる出来事をチェキ写真で表現し、より鮮明に過去の様々なものを思い起こすことはできないかと考えました。手順としては以下の通りです。
私自身やってみて「自分の感性を大切する」という価値観を浮かび上がってきました。センシティブな内容が含まれるためチャートの公開を控えさせていただきますが、写真の一部の写真としては以下のものを印刷しました。
写真があった方が過去の出来事の上記をより鮮明にイメージすることができ、そのときにどんな感情になったかより深く自分と向き合うことができました。
また、写真をチェキとして印刷することにも意義がありました。フィルムのアナログ感が過去の写真としての雰囲気にマッチしており、情緒的な感覚を呼び起こしやすかったです。
このワークは楽しい思い出だけでなく嫌なことも思い出すことにもなり、それをチェキまで印刷して行うのは心理的には大変でした。ただだからこそこのワークを行う目的としては成功だったと思います。(もちろん、無理のない範囲内で行うことが大切ですので決して無理はしないで下さいね)
チェキは自分自身を振り返るツールとしても利用価値は高いと感じました。特に過去を振り返る際により効力を発揮することを個人的には実感しました。
この時期に内面の探求としてどんなチェキの使い方があるか引き続きアイデアを考えていきます。またアイデアが出たら記事に記載したいと思いますので、またぜひご覧下さい。