2020.04.21 【column】
価値観発見のためにチェキを使ってみる
みなさん、こんにちは。佐藤彰です。本日はチェキを使った対人関係を考える個人ワークについてご紹介します。
心理学の手法の1つに「ポジションチェンジ」というものがあります。これは人間関係について考えたいときに使うワークで、私自身コーチングなどで使用することがあります。
対面で用いる場合、椅子を2つ用意してそれぞれを向かい合わせるように設置します。一方が自分、もう一方が相手です。そして、それぞれの席に座って双方の立場になってみてどんなことを考えたか、何を感じたか、体験してみます。
これは頭の中で想像して行うことも可能です。とはいえ、頭の中だけではイメージするのが難しいので、もっといいやり方はないかと思っていました。そこで考えたのがチェキを利用した今回の手法です。
よくありそうな人間関係の事例を挙げて、どのように行うのかご紹介します。
入社3年目の若手社員の男性。自分としては仕事に慣れてきて新しいことにチャンレジしているつもりだが、上司は仕事ぶりを全く評価してくれていないと感じている。上司には頭ごなしにいつも怒られていて、最近は転職も検討している。
自分と上司のチェキをそれぞれ1枚ずつ用意。
本物の写真でなくてもそれっぽい写真をインターネットで探して使うことでも差し支えありません。
そういうことをやってみると、以下のように視点が変化するかもしれません。
このように、今までの自分自身の視点が切り替わり、今までと違った観点で自分自身、そして相手のことを見ることができるようになっていきます。そこから、上司との人間関係改善のアクションプランを立てるという要領です。
私自身も個人的な事例で上記の流れでワークを行ってみました。
感じたのは、チェキを用いることで対人関係という目には見えず客観的に考えることが難しいテーマを可視化して、なおかつ俯瞰した立ち位置で考えることが可能になったということです。
また、サイズが小さくて使いやすいので、オンラインでワークするときにも使えそうですし、デコレーションや文字を追加して応用することも考えられるとも感じました。
参考になりそうだと思われた方はぜひ一度やってみて下さいね。